今回の復活劇を大きく後押ししたのは、実は現役でその味を知らないはずのZ世代だ。彼らにとって、平成の駄菓子文化は「新しくてエモい体験」として映っている。生産終了後にフリマアプリで高値取引されていたパッケージを見て、飢餓感を募らせていた若者たちが、今回の店頭販売開始と同時に一斉に動き出した。
渋谷や原宿のコンビニでは、入荷するそばからカゴいっぱいに商品を詰め込む若者の姿が目立つ。単に食べるだけでなく、その「もぎ取る瞬間」をショート動画に収めて投稿することが、今やステータスとなっているのだ。懐かしさを消費する大人と、新奇性を楽しむ若者が交差する場所で、新たなムーブメントが生まれている。