震源に近いベネズエラ国内では被害の全容把握が急ピッチで進む。首都カラカスでは高層アパート群が激しく軋み、悲鳴を上げながら路上へと飛び出す市民で一時パニック状態に陥った。
ニコラス・マドゥロ大統領は緊急声明を発表。非常事態対応チームを招集し、インフラの緊急点検と被災地域の救助活動を最優先で進めるよう軍と警察に指示を出した。長引く経済不安と老朽化した送電網が仇となり、複数の中核都市で大規模停電が発生。通信障害も重なり、現地の正確な安否確認作業は難航を極めている。
現地の病院関係者は「余震への恐怖から屋内に戻れない人々が広場に溢れている。医薬品の補給ルート確保が生命線だ」と逼迫した状況を語る。