Q1:発症から半年経っても足のしびれが取れません。もう一生治らないのでしょうか?
A1:諦める段階ではありません。神経の修復スピードは極めて緩慢であり、発症後1年から2年にかけて徐々にしびれの範囲が縮小したり、感覚の鋭敏さが改善したりするケースは多数報告されています。神経障害性疼痛緩和薬(プレガバリンやデュロキセチンなど)の適切な処方により症状をコントロールしながら、焦らず経過を観察することが推奨されます。
Q2:日常生活に復帰する際、リハビリで最も注意すべきことは何ですか?
A2:「過負荷(オーバーワーク)による筋力低下の悪化」を避けることです。筋力トレーニングを無理にやりすぎると、障害を受けた神経線維が過剰な負担に耐えきれず、かえって疲労感や脱力感を助長することがあります。「疲労が翌日に残らない程度の負荷」を基本とし、理学療法士の指導のもとで有酸素運動やストレッチを中心とした段階的な運動を継続してください。
Q3:仕事への復職時期はどのように判断すべきでしょうか?
A3:通勤時の満員電車や階段の昇降が可能かどうかを一つの基準とし、まずは時短勤務やテレワークから試験的に導入するのが理想的です。特に午後からの急激な疲労感や、気温の低下に伴う手足のこわばりが出やすいため、産業医や職場の上司に対して「外見は健常に見えても神経疲労が存在する」病態を事前に文書で説明し、理解を得ておくことが早期離職を防ぐ防壁となります。