通信費を見直す際、多くの人が直面するのが「キャリアの直営サブブランド・オンライン専用プラン」と「いわゆる格安SIM(MVNO)」のどちらを選ぶべきかという疑問です。ここには、料金差を上回る明確な通信品質の壁が存在します。
MNO直営プラン(ahamo, povo, LINEMO)の品質
ahamo(ドコモ)、povo(au)、LINEMO(ソフトバンク)は、各キャリアが自社のメイン回線と同じ帯域を直接開放している「MNO直営サービス」です。そのため、混雑時間帯であっても帯域制限の対象になりにくく、大手キャリアのメインプランと全く同じ通信優先度・電波エリアで利用できます。「安くしたいが、電波の繋がりやすさや通信速度は1ミリも妥協したくない」という層にとって、最も安全な選択肢です。
格安SIM(MVNO:mineo, IIJmio, NUROモバイル等)の実態と評判
一方の格安SIM(MVNO)は、大手キャリアから回線の一部(帯域)を卸値で借り受けてサービスを提供しています。そのため、以下の特徴を理解して契約する必要があります。
- お昼時(12:00〜13:00)の速度低下:オフィス街の昼休みなど、アクセスが集中する時間帯には通信速度が1Mbpsを下回り、Webサイトの画像読み込みや動画視聴が著しく遅延することがある。
- 繋がりやすさ自体は親回線と同じ:「電波が届くエリア」そのものは親回線(ドコモやau)と同一であるため、山間部で圏外になるわけではない。問題は「エリア」ではなく「回線混雑時の処理能力(スループット)」にある。