下処理を終えた八つ頭のポテンシャルを最大限に引き出す、基本の含め煮と人気のアレンジ料理を紹介します。
上品な出汁が香る「八つ頭の含め煮(白煮)」黄金比レシピ
八つ頭の白さとホクホク感を活かすため、濃口醤油ではなく薄口醤油とみりん、上質な出汁で煮含めるのが料亭風に仕上げる秘訣です。
【材料(4人分)】
・下処理済みの八つ頭:500g
・一番出汁(かつお・昆布):400ml
・みりん:大さじ2
・酒:大さじ2
・砂糖:大さじ1.5
・薄口醤油:大さじ1.5
・塩:ひとつまみ
鍋に八つ頭、出汁、酒、みりん、砂糖を入れて中火にかけます。落とし蓋をして沸騰後、弱火で約10分煮ます。甘みを先に含ませてから、薄口醤油と塩を加え、煮汁がふつふつと静かに揺れる極弱火でさらに12分〜15分煮込みます。竹串がスッと抵抗なく通ったら火を止めます。
ここで重要なのが「冷ます時間」です。煮物は温度が下がっていく過程で浸透圧によって味が内部まで染み込みます。一度常温まで冷まし、食べる直前に温め直すことで、一口噛むと出汁がジュワッと溢れ出す絶品の含め煮が完成します。
煮物だけじゃない!食感を活かした人気アレンジ料理
八つ頭はでんぷん質が豊富で崩れにくいため、油を使った料理や洋風アレンジとも相性抜群です。
八つ頭の竜田揚げ:下茹でした八つ頭を醤油・生姜汁・みりんに15分漬け込み、片栗粉をまぶして170度の油でカラッと揚げます。外側はカリッ、中はホクホクの贅沢なフライドポテトのような味わいで、お酒の肴にも最適です。
八つ頭の和風グラタン:下茹でした八つ頭を薄切りにし、白味噌を隠し味に加えたホワイトソース、長ネギ、鶏肉、チーズとともにオーブンで焼き上げます。里芋よりも水っぽくならず、濃厚なコクとホクホク感がチーズの塩気と見事に調和します。