爆豪勝己を語る上で、主人公・緑谷出久(デク)との関係性は絶対に外せない。雄英高校に入学した当初、二人の間には深い溝と執着が存在していた。しかし、互いの背中を追いかけ、互いの強さを認め合う中で、その歪な関係は「最高の幼馴染にしてライバル」へと進化を遂げる。
デクが「救って勝つ」ヒーローなら、爆豪は「勝って救う」ヒーローだ。この対照的な二人が最終決戦で同期した瞬間、作中屈指の熱量を持ったヒーローアクションが完成した。言葉を超えた意思疎通と、命を預け合う無言の信頼。二人が揃ってこそ、オールマイトの背中を超え、新しいヒーロー像を提示できたのだ。