浜崎あゆみという不世出のアーティストを語る際、エイベックスの創業者であり恩師としても知られる松浦勝人との存在は切り離せない。デビュー当時から彼女のセルフプロデュース能力を見抜き、その美意識を全面的にバックアップしてきた背景がある。
彼女が選ぶメイクやファッションは、常にエンターテインメントの一部として緻密に計算されてきた。音楽業界において、ビジュアル表現が楽曲の世界観を補完し、リスナーの感情を揺さぶる強力な武器になることを彼女ほど理解し、実践してきた存在はいない。唇の質感やカラーラインナップの変化さえも、自らの音楽的アプローチやライブパフォーマンスの演出と連動させた、セルフプロデュースの一環なのだ。