彼の原点を振り返れば、雑誌『MEN'S NON-NO』の専属モデル時代に行き着く。独自の透明感と存在感で一時代を築き、俳優へと舵を切った。所属事務所であるトライストーン・エンタテイメントで先輩俳優たちの背中を追いながら、日本の映画や数々のテレビドラマで地道に役幅を広げてきた歴史がある。
転機となった大ヒット作『余命10年』をはじめ、重厚な群像劇から軽妙な会話劇まで、彼が積み上げてきたフィルモグラフィは実に多彩だ。
「モデル時代の経験は、空間の中に自分がどう立つべきかという身体感覚を教えてくれました。そして、日本の現場で鍛えられた泥臭い芝居作りの日々が、今の僕の土台になっています。どんなに華やかなスポットライトを浴びても、現場で汗を流してスタッフと一緒にワンカットを積み上げる地道さだけは、絶対に忘れたくありません」