1988年生まれの選手たちは、いつしか球界屈指の黄金世代として「88年会」と呼ばれるようになった。前田健太や秋山翔吾、柳田悠岐といった錚々たる顔ぶれの中でも、坂本勇人と田中将大はその中心で輝きを放ち続けた。オフシーズンに集まる場でも、互いに刺激を受け合いながら、常に高みを目指す空気を作ってきたのは間違いなくこの二人だ。
読売ジャイアンツでキャプテンとして常勝を義務付けられた坂本と、東北楽天ゴールデンイーグルスで開幕24連勝という前人未到の金字塔を打ち立てた田中。チームを背負う重責を同世代で共有できる相手は、互いをおいて他にいなかった。言葉を多く交わさずとも、結果で語り合う姿は、88年会の仲間たちにとっても最大の道標となっていた。