劇中で17歳の高校生マーティ・マクフライを演じたマイケル・J・フォックスは、1985年の撮影当時24歳だった。作中でのドク(71歳)とマーティ(17歳)の年齢差はなんと54歳差。おじいちゃんと孫ほど離れた関係性だが、実際のキャスト同士であるクリストファー・ロイド(46歳)とマイケル・J・フォックス(24歳)の差は約22歳に過ぎなかった。
この実年齢での「近さ」が、劇中に独特の親密さとテンポ感を生み出した。ユニバーサル・ピクチャーズやアンブリン・エンターテインメントが世に送り出した数ある名作の中でも、二人の絶妙な掛け合いは群を抜いている。年の離れた親友のようなタメ口のやり取りや息の合ったリアクションは、役者同士の実際の世代的距離感がポジティブに作用した結果だ。