日本国内においても、当事者が声を上げやすい環境へのシフトが着実に進んでいる。毎年多くの参加者を集める東京レインボープライドなどの場では、LGBTQ+という大きな傘のもとで、バイセクシュアルのフラッグ(ピンク・紫・青のトリコロール)を掲げるブースやパレードフロートが存在感を増してきた。
日本社会特有の「空気を読む」同調圧力や、恋愛や結婚をめぐる強固な規範に対して、違和感を口にする人々が増えている。職場の制度改革や法的な同性パートナーシップの進展と連動しながら、セクシュアリティを異性愛と同性愛の二択で迫る社会的なまなざしそのものを問い直す動きが、若い世代を中心とした草の根のネットワークから着実に広がっている。