アイコラの被害は、法律上のリスクだけに留まらない。実在する人物の名前と顔が、本人の意思とは無関係に性的・侮辱的なコンテンツに使われることで、被害者が受ける精神的ダメージは計り知れない。
芸能人の場合、ファンとの信頼関係、スポンサー企業との契約、メディア出演の機会、そして何より本人の自尊心と精神的健康に深刻な影響を与える。「自分の顔が、自分の知らないところで何かに使われている」という感覚は、日常的な恐怖感として根付く。
さらに厄介なのは、一度ネット上に流出した合成画像は「完全に消す」ことが事実上不可能に近い点だ。削除申請をしても、コピーが拡散され続ける。被害者にとって、これは終わりの見えない苦しみだ。