「体にいいほうを選びたい」と考える消費者が真っ先に気にするのが、カロリーと微量ミネラルの差です。世間では「白砂糖は精製されて栄養が空っぽだが、三温糖にはミネラルが凝縮されている」と信じられがちですが、公的な分析値を確認すると驚くべき実態が判明します。
文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」をもとに、一般家庭で普及している上白糖(白砂糖)と三温糖の主要成分を比較したデータが以下の通りです。
データを見れば明らかなように、白砂糖と三温糖のカロリー比較において有意な差は存在しません。また、ミネラル分の数値だけを切り取れば「三温糖のほうが数倍多い」という表現も可能ですが、1回の調理で使用する小さじ1杯(約3g)や大さじ1杯(約9g)の中に含まれるミネラル量は、コンマ数ミリグラム単位の誤差レベルに留まります。
野菜や海藻、大豆製品などから摂取できる日常的なミネラル量と比較すると、砂糖からミネラルを補給するというアプローチ自体が栄養学的には現実的ではありません。