博物館を後にしたら、広大な屋外施設である国立民族共生公園へと繰り出そう。ここには再現された茅葺きのチセ(家屋)が立ち並ぶ「伝統的コタン」があり、実際に内部へ入って囲炉裏の燻煙の香りや薪がはぜる音を感じることができる。
体験ホールで公演される「アイヌ古式舞踊」は見逃せない。2009年にユネスコ無形文化遺産に登録されたこの舞踊は、鶴やムササビの動きを模したダイナミックな振付や、女性たちが円になって歌うリムセが特徴だ。さらに、園内の工房ではムックリ(口琴)の演奏体験や刺繍のワークショップも毎日開催されており、子どもから大人まで夢中になって文化に触れられる。