トラブルが目立つ一方で、都市空間における個室インフラとしての価値は再評価されている。従来の歌唱目的だけでなく、楽器の練習場、動画配信のスタジオ、あるいは防音性能を活かしたWeb会議の場として、カラオケ施設全体の利用シーンは急速に広がりを見せる。
これに伴い、駅構内や商業施設に設置されている個室型ワークスペースいわゆるワークボックスと、既存のカラオケ施設の境界線が曖昧になりつつある。空間の多目的化が進む中で、単なるアミューズメント施設から都市型のプライベートスペースへと、業界全体の再編が進んでいることは間違いない。