福岡市博多区ニュースの速報テロップが流れた瞬間、多くの市民が息を呑みました。惨劇の舞台となったのは、多くのビジネスパーソンや観光客が行き交う福岡市博多区博多駅前2丁目の歩道。2026年1月16日午後6時15分頃、会社員の川野美樹さん(当時38)が、待ち伏せしていた元交際相手の寺内進被告(犯行当時31)に襲撃されたのです。
目撃証言によると、寺内被告は帰宅途中だった川野さんに執拗に声をかけ、口論の末に所持していた刃渡り約12センチの包丁を取り出しました。路上で倒れ込んだ被害者に対し、被告は馬乗りになって複数回にわたり上半身を執拗に突き刺すという、強烈な殺意に満ちた凶行に及びました。現場は博多駅博多口から西へわずか数百メートル、ホテルやオフィスビルが立ち並ぶ都心の一等地であり、帰宅ラッシュ時の目撃者たちに計り知れない心理的衝撃を与えました。
事件直後は情報が錯綜し、「博多駅周辺で通り魔が発生したのではないか」という不安がSNSを駆け巡りました。しかし、福岡県警事件速報による初動捜査の結果、被害者と被告の間には深刻な交際トラブルが存在していた事実が判明。被告は犯行直後に現場から逃走したものの、2日後の1月18日に福岡市中洲の路上で捜査員に身柄を確保され、殺人および銃刀法違反の疑いで逮捕されました。