「アンティ マキ」の代名詞とも言えるのが、天然の植物だけを用いて染め上げる草木染め作品だ。化学染料を一切排除し、稲武の野山で自ら採取した素材を丁寧に煮出して染料を作る。
身近な植物が魅せる豊かな色彩
染料となるのは、春のヨモギやサクラの枝、夏のハーブや青々とした葉、秋のクリのいがやアカネ、冬の木皮など多岐にわたる。同じ植物であっても、採取する時期やその年の気候によって抽出される色は微妙に異なる。まさに一期一会の色合いだ。
優しく肌になじむスカーフやファブリック製品
こうして生み出された糸や布地は、柔らかな風合いのスカーフやインテリアを彩るリース、日常雑貨へと生まれ変わる。着色された繊維は日光や洗う回数によって少しずつ表情を変え、時を重ねるごとに味わい深さを増していく。化学製品にはない、人の心と身体を包み込む優しさがここにはある。