単に片目を細めているだけでなく、両目を閉じて羽を膨らませ、うずくまるようにひよこがぐったりして目をつぶる状態は、極めて危険なシグナルです。これは局所的な目のトラブルにとどまらず、全身の衰弱や重篤な疾患に陥っているサインと捉える必要があります。
鳥類全般に共通する生態として、天敵に弱みを見せないよう「体調不良を限界まで隠す」習性があります。そのため、飼育者の前で目をつぶったまま動かない状態は、すでに体力の限界に達していることを意味します。主な要因としては、急激な室温低下による低体温症、重度の脱水、サルモネラ菌(ひな白痢)などの細菌感染が挙げられます。
日常の観察では、以下の異常がないかを重点的に確認してください。
・目やに(眼脂)で上下のまぶたが癒着している
・目の周囲の羽毛が涙で濡れて変色している
・眼球自体が白く濁っている、または出血が見られる
・目を気にして足で頻繁に掻く動作を繰り返す
・光に対する瞳孔の反応が鈍く、周囲の動きに反応しない
これらの症状が見られた場合、一刻の猶予もありません。保温を強化しつつ、速やかにエキゾチックアニマル専門医や鳥類を診察できる獣医師へ相談してください。