昭和・平成の時代に花開いたヤンキー文化は、時を経てポップカルチャーの重要なコンテンツへと昇華された。ドラマや映画で大ヒットを記録した『今日から俺は!!』や映画『クローズZERO』などの作品は、ツッパリたちの熱い友情や友情ゆえの衝突を爽快に描き出し、リアル世代だけでなくZ世代などの若年層をも熱狂させた。
これらの作品に出演する若手俳優たちが、役作りの一環としてかつてのヤンキーたちの立ち振る舞いや写真を研究する一方で、実生活でリアルな元ヤン体験を持つベテランタレントたちがアドバイザーとして現場を支えるケースもある。かつては社会的忌避の対象でもあったツッパリ文化が、今や日本独自の哀愁とユーモアを孕んだ芸術的表現として再評価されているのは興味深い現象だ。