それでも、人生の再建は一筋縄ではいかなかった。度重なる逮捕、そして実刑判決による服役。ワイドショーは彼女の失敗を連日トップニュースで報じ、まるで社会悪の象徴であるかのように断罪した。テレビカメラに追い回され、やつれた表情を晒される日々。当時のバッシングは、現代のSNS炎上とは比較にならないほどの質量を持った直接的な暴力だった。
刑務所という隔絶された空間で、彼女は何を考えていたのか。後に語られた言葉によれば、それは「一度すべてを失ったことで、ようやく他人からの期待という呪縛から解放された」という静かな悟りだった。塀の中で規則正しい生活を送り、作業に没頭する中で、彼女は長年麻痺していた自分自身の感情と向き合う時間を手に入れた。