1980年代、家庭用ビデオの主役はVHSテープであった。レンタルビデオ店の棚に整然と並ぶパッケージの背表紙には、常にあのロゴが誇らしげに印字されていた。映像の企画・販売を担当するNHKエンタープライズの発足に伴い、パッケージソフトの供給スピードとバリエーションは一気に加速する。
画面に現れるアイキャッチ映像も、時代とともにマイナーチェンジを繰り返した。初期の静止画に近いシックなアプローチから、やがてダイナミックな光のラインが画面を駆け巡る疾走感あふれる演出へと進化を遂げる。テレビ本放送とは一味違う「所有する喜び」を演出するための視覚装置として、オープニング映像は大きな効果を発揮したのだ。