単体の配信事業者が苦戦する中で、異彩を放つのがAmazon Prime Videoだ。ショッピングや音楽配信、配送特典と一体化したサブスクリプション型動画配信モデルは、純粋な動画配信の収支だけに依存しない強固な収益構造を持っている。そのため、他社が価格引き上げや制作費の絞り込みに苦しむ中でも、攻めのコンテンツ投資を継続できる強みがある。
Amazonは巨大なプラットフォーム全体の回遊性を高める手段として動画コンテンツを活用しており、視聴者に対して実質的に非常に高い費用対効果を提供している。こうしたエコシステム型のプレイヤーが存在することで、動画配信サービス業界全体における低価格プランの競争力は常に高く保たれざるを得ない。