社会現象を巻き起こしたドラマ『家なき子』の大ヒットは、一家の運命を決定づけた。街を歩けば劇中の台詞が飛び交い、自宅周辺には連日カメラマンが張り付く。当時まだ幼かった結希にとって、姉が国民的象徴となる一方で、自分たちを取り巻く日常が侵食されていくプロセスは過酷そのものだった。
だが、血の繋がりや父親の違いを超えて、兄弟間の絆は強固だったと近しい関係者は証言する。どんなにメディアが「複雑な家庭」と煽り立てようと、家庭内では普通の姉弟としての温もりが確かに保たれていた。姉の祐実がかつて井戸田潤と結婚し、新たな家族を築いていく過程でも、結希は陰ながら姉を祝福し、支え続けた一人だった。