現代の安産祈願において最も重視されるのは、暦の良し悪しではなく「妊婦の体調」です。日本産科婦人科学会が示している通り、妊娠16週目を過ぎると胎盤が完成に向かい、いわゆる安定期に入ります。しかし、安定期に入ったからといって全員の体調が即座に万全になるわけではありません。
つわりの残存や貧血、急激な体調の変化、貧血気味によるめまいなど、妊娠中の身体は刻一刻と変化します。「妊娠5ヶ月の戌の日に行かなければならない」という強迫観念を持つ必要は全くありません。体調が良い日を選び、天候に恵まれた日にのんびりと参拝することこそが、胎児にとっても最高の環境と言えます。