第2次政権発足から7年8カ月連続、第1次政権を含めると通算8年8カ月余りに及んだ長期政権。なぜこれほどの長期政権を維持できたのか、その理由は複合的な要素が絡み合っています。
第一に挙げられるのが、選挙における圧倒的な勝率です。衆参の国政選挙で6連勝を収め、安定多数を確保し続けたことが強固な権力基盤となりました。背後には、民主党政権期の混乱に対する国民の失望と、長引くデフレ脱却への期待がありました。
第二に、内閣人事局の新設による官邸主導体制の完成です。各省庁の幹部人事を官邸が一握に握ることで、官僚組織を強力に掌握し、政策実現のスピード感を劇的に高めました。内閣支持率の推移を見ても、安全保障法制の制定時や各種スキャンダル発覚時に一時的な下落はあったものの、経済政策への期待感を背景に40%〜50%台の堅調な支持基盤を保ち続けました。強固な党内統率と野党の分立という政治状況も、長期政権を後押しした決定的な要因です。