番組の真骨頂は、昭和の泥臭いアクションから令和のスタイリッシュなCG演出まで、時代ごとの魅力を独自の切り口で料理する点にある。MCの蛍原徹が呆れつつも感嘆の声を漏らす中、プレゼンターたちは原作者・石ノ森章太郎が作品に込めた重厚なテーマや異形の哀しみを熱弁。それと同時に、思わず膝を打つシュールなツッコミを連発する。
なかでも平成ライダーの転換点となった『仮面ライダー電王』を取り上げた回は圧巻だった。「電車に乗るライダー」という奇天烈な設定や、主人公の複雑な人格変化をテンポ良く解説。ハードな戦闘シーンの合間に潜む人間味あふれる珍場面を独自の視点で切り出し、スタジオを大爆笑の渦に叩き込んだ。歴代シリーズのトリビアが、芸人たちの巧みな話術によって極上のエンターテインメントへと昇華する瞬間だ。