アメ村 名前の由来については、主に以下の4つの説が存在する。それぞれの信憑性を、確認できる記録とともに整理しよう。
① 米軍放出品(P.X.品)説:これが最も広く支持される説である。1950年代、西心斎橋の一角に米軍向け物資の払い下げ品を扱う店が集中。当時の若者は「アメリカのものを売っている村」と呼び始めた。地元の商店街史や複数の新聞アーカイブがこの流れを裏付ける。
② アメリカ人居住区説:戦後、進駐軍関係者がこの地域に居住していたという説。ただし、公式な記録では大規模な居住区が存在した事実は確認されておらず、伝聞の域を出ない。
③ 喫茶店の看板説:「アメリカン」を冠した喫茶店が早期に開業し、その看板が地名化したという説。一部の証言はあるが、決定的な一次資料は見つかっていない。
④ wiki・知恵袋などネット上の俗称説:「アメ村」という略称がいつ頃から使われたかについては、1970年代以降の若者雑誌やテレビ番組で頻繁に登場したことで定着したと考えられている。つまり、正式名称ではなく、メディアと若者文化が作り上げた愛称である。