本作のMVメガホンをとったのは、日本を代表する映画監督の是枝裕和監督です。是枝監督特有のドキュメンタリータッチなカメラワークと、フィルムの質感を思わせる淡い色彩設計は、従来のアイドルMVの枠組みを根底から覆すものでした。
撮影のメイン舞台となったロケ地の学校は、静岡県駿東郡小山町に位置する旧校舎や伊豆箱根鉄道沿線です。木造校舎のノスタルジックな佇まい、冬枯れの風景、そして走り抜けるバスの車窓が、少女たちの多感で儚い一瞬を鮮烈に切り取っています。青春の輝きと、どこか不穏な静けさが同居する映像美は、観る者に強烈な違和感と余韻を残しました。