駄菓子のヒットで得た資金と話題性を足がかりに、銚子電鉄はさらなる異例の事業展開へと踏み出した。その最たる例が、自社制作による映画『電車を止めるな!』の公開だ。超低予算でありながら、コメディとホラーを融合させた軽快なストーリー展開が話題を呼び、全国の映画館や自社イベントで異例のロングラン上映を記録した。
「鉄道会社が映画を作る」という前代未聞の取り組みは、単なる乗り物としての鉄道から「乗ること自体がアトラクション」というエンタメ企業への脱皮を強力に印象づけた。イベント会場で提供されるB級グルメやオリジナルグッズの販売も相乗効果を生み、銚子市全体を巻き込んだ地域活性化の大きな推進力となっている。