事件から30年以上が経過した2026年現在、かつて世界を揺るがした二人の女性は、それぞれ対照的ながらも落ち着いた人生を歩んでいます。
トーニャ・ハーディング(現在55歳)は、2010年に配管工のジョセフ・プライスと3度目の結婚を果たし、翌年には長男ゴードンを出産しました。現在はワシントン州郊外で家族とともに静かな生活を送っています。映画『アイ、トーニャ』の公開以降は、過酷な家庭環境と階級社会の犠牲者という側面も再評価され、テレビ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』で3位に入るなど、アメリカのポップカルチャーにおける「不屈のアンチヒーロー」として一定の支持を得ています。
一方のナンシー・ケリガン(現在56歳)は、長年連れ添うマネージャー兼夫のジェリー・ソロモンとの間に3人の子どもをもうけ、充実した家庭を築いています。スポーツコメンテーターやフィギュアスケートの振付師として活動する傍ら、自身が過去に摂食障害に苦しんだ経験をもとにドキュメンタリー番組をプロデュースするなど、アスリートのメンタルヘルス支援や慈善活動に情熱を注いでいます。