ネット上の恋愛指南などで最も蔓延している危険な誤解が、「家事を完璧にこなし、何から何まで世話を焼いて尽くす女性=あげまん」という図式です。関係社会学や家族心理学の視点から見ると、この過剰な献身は往々にして「共依存(Co-dependency)」の温床となります。
母親のように先回りして身の回りの世話を焼きすぎると、男性側の責任感や自立心が退化し、いわゆる「ダメンズ」を作り出してしまいます。これは無意識のうちに「私の世話なしでは生きられない無力な男性」を演じさせ、自己の存在価値を確認しようとする心理トラップです。真のあげまんは、相手ができる領域には決して過干渉にならず、適度な突き放しと自立の尊重を徹底しています。