absentには、日常会話ではあまり見かけないものの、法務・公的ニュースや英語圏のポップカルチャーで頻出する特殊な用法が存在します。
第1に、前置詞としてのabsentです。「〜がない場合は」「〜を除いては(without)」という意味を持ち、主に契約書や法的判断の文脈で用いられます。
【例文】
Absent any unforeseen circumstances, the new project will launch next month.
(予期せぬ事態が発生しない限り、新プロジェクトは来月開始されます。)
第2に、動詞としての用法(absent oneself from)です。「自らを〜から遠ざける=故意に欠席する・姿をくらます」というフォーマルかつやや硬い表現です。
【例文】
The minister absented himself from the parliamentary session.
(その大臣は議会のセッションを意図的に欠席した。)
第3に、知っておきたいフレーズがabsent without leaveの意味です。これは軍事用語で「無許可離隊」「無断外出」を指し、その頭文字を取った略語「AWOL(エイウォール)」は英語圏で非常に有名です。
現代ではビジネスや日常会話でもスラングとして転用され、「無断欠勤する」「連絡なしに姿を消す」という意味で「go AWOL」の形で使われます。
【例文】
Our lead developer has gone AWOL right before the product release.
(製品リリースの直前になって、リード開発者が連絡なしに姿を消してしまった。)