阿部哲子のキャリアを振り返ると、その実力と現場対応力は同世代の女性アナウンサーの中でも際立っていました。横浜国立大学経営学部を卒業後、2001年に日本テレビへアナウンサーとして入社。同期アナウンサーとともに注目を集め、入社直後から報道・情報番組を中心に頭角を現しました。
日本テレビ時代は『NNNニュースプラス1』のサブキャスターや『情報ライブ ミヤネ屋』のニュースコーナーなどを担当。硬派なストレートニュースを正確に伝えるアナウンス力に加え、生放送のハプニングにも動じない冷静な判断力が高く評価されていました。2007年9月に同局を退社してフリーに転身した後は、関口宏が代表を務める芸能事務所「三桂」などに所属し、活動の幅を広げます。
彼女のキャリアにおいて最大の転機となったのが、TOKYO MXの看板夕方情報ワイド番組『5時に夢中!』のアシスタントMC就任(2015年4月〜2017年9月)でした。個性豊かなコメンテーター陣が過激な本音トークを繰り広げるスタジオで、阿部は抜群の受け応えと絶妙なツッコミを披露。単なる進行役に留まらない存在感を発揮し、夕方の顔として視聴者から圧倒的な支持を獲得しました。