重曹では太刀打ちできないほど何層にも重なった油汚れには、よりアルカリ度の高い「セスキ炭酸ソーダ」が真価を発揮する。重曹の水溶液がpH8.2前後であるのに対し、セスキ炭酸ソーダはpH9.8前後と高いため、固まった油脂を分解する力が格段に強い。
セスキ炭酸ソーダ水(水500mlに対して小さじ1程度)を作っておけば、スプレーして湿布するようにラップを貼り付けるだけで、頑固なギトギト汚れをみるみる分解してくれる。水に溶けやすくスプレーボトルが目詰まりしにくい点も、日常のメンテナンスにおいて大きなメリットとなる。
汚れの正体を見極め、「酸性の油や焦げには重曹やセスキ」「アルカリ性の水垢や臭いにはクエン酸」と適材適所で使い分けること。これこそが、無駄な洗剤代をかけずに最小限の労力で最高の結果を出す秘訣だ。