多くの人が「仲睦まじいカップル」と思いがちなふたりですが、公式設定におけるパティとジミー 関係性は、実は「隣の家に住んでいる大の仲良しの幼なじみ(ベストフレンド)」です。将来的に恋愛関係へと発展する可能性を含みつつも、基本は気の置けない相棒という絶妙な距離感が保たれています。
さらに注目すべきは、1970年代当時としては極めて先進的だったパティとジミー プロフィールのギャップ構造です。
おてんばな女の子であるパティ(Patty)は、スポーツ万能で木登りやローラースケート、野球が大得意な一方、勉強はちょっぴり苦手という活動派。対する男の子のジミー(Jimmy)は、チェスや読書を愛する心優しい優等生で勉強が得意な反面、運動は少し苦手というインドア派です。
「男の子が活発で女の子が控えめ」という固定観念が色濃かった昭和40年代後半において、この男女の個性を逆転させたダイナミクスは画期的でした。お互いの得意・不得意を補い合い、対等な目線で日常を楽しむふたりの姿は、現代のジェンダーレスな価値観にも見事に合致しており、令和の若年層が「今見ても新鮮で心地よい」と感じる決定的な要因となっています。