軽量級から中量級にかけて数多くの世界王者を輩出してきた日本ボクシング界において、唯一の未踏峰であり続けているのがヘビー級です。
かつては藤本京太郎がOPBF東洋太平洋およびWBOアジアパシフィックのヘビー級王座を獲得し、世界ランキング入りを果たしてダニエル・デュボアと英国の舞台で拳を交えました。その後も但馬ミツロをはじめとする重量級のホープたちが、日本記録を塗り替えるスピードで国内・アジアタイトルを獲得するなど、着実に足跡を残しています。
しかし、2メートル前後の体躯と100kgを超える筋肉量を兼ね備えた欧米・アフリカ勢の世界トップ層との間には、依然としてフィジカルとスパーリング環境の大きな壁が存在します。海外武者修行やクルーザー級からの段階的ステップアップを通じ、日本人初ヘビー級王者への挑戦という壮大な夢は、次世代のホープたちへと託されています。