日本列島を震撼させる懸念の筆頭は、やはり南海トラフ巨大地震だ。ユーラシアプレートの下にフィリピン海プレートが沈み込むこの領域では、数百年の周期で壊滅的なプレート境界型地震が繰り返されてきた。
気象庁も南海トラフ地震臨時情報の運用を強化し、想定震源域での異常現象に対する警戒を呼びかけている。しかし、岩盤の「すべり」が巨大変動へ至る直前のわずかなシグナルをどのように知覚するかは、現代科学の大きな課題だ。電磁波の異常が単なる環境ノイズなのか、それともプレート固着部の破壊前兆なのか。判断の分かれ目が、まさに今試されている。