「ハーフの美少女」という言葉から受けるお嬢様のようなイメージとは裏腹に、中条あやみさんの実際の子供時代は驚くほど泥臭く、アクティブなものでした。
生まれ育った大阪府大阪市阿倍野区は、あべのハルカスのような近代的なランドマークと、昭和の風情が色濃く残る長屋や商店街が共存するエリアです。中条さんは幼い頃、父親や姉と一緒に近所の銭湯へ頻繁に通っていたというエピソードをテレビ番組で明かしています。風呂上がりに瓶入りのフルーツ牛乳を飲むのが何よりの楽しみだったと語る姿からは、まさに大阪の下町っ子らしい気取らない日常がうかがえます。
また、小学生の頃は男の子たちに混ざって木登りをしたり、鬼ごっこで泥だらけになったりする「典型的なおてんば娘」でした。母親からは情操教育の一環としてバイオリンを習わせてもらっていたものの、本人はじっと座って練習するよりも外で体を動かすことが大好きだったと述懐しています。中学時代に入るとバドミントン部に所属し、顧問の厳しい指導のもとで毎日体育館を走り回り、真っ黒に日焼けしながらシャトルを追いかけていました。この時期に身につけた体力と根性が、のちにハードな映画ロケやアクションシーンをこなす女優としての強靭なフィジカルの原点となっています。