福山駅は、山陽新幹線「のぞみ」「さくら」「ひかり」「こだま」が多数停車するターミナル駅であり、福山市内のみならず尾道・府中・井原といった周辺都市への乗り換え拠点でもある。この地理的要因が、窓口の発券業務に独自の傾向をもたらしている。
特に近年増加しているのが、国宝・明王院や鞆の浦を訪れる国内外の観光客だ。新幹線の特急券と在来線、さらに路線バスの割引チケットがセットになった企画乗車券や、ICOCAエリアを跨ぐ乗車券の精算など、窓口には高度な発券ノウハウが求められる相談が殺到する。
外国人旅行者がJapan Rail Passの引き換えや座席指定に訪れる機会も増えており、英語や中国語での案内が必要となる場面も目立つ。1人あたりの対応時間が長くなりやすい背景には、こうした観光拠点ならではの事情が隠されている。