マンガアプリで動画を見てチャージ時間を短縮したり無料話を解放したりする仕組みは、アドテク業界で「リワード広告」と呼ばれる。ユーザーが広告を最後まで視聴する対価として、アプリ内アイテムや閲覧権が付与されるビジネスモデルだ。
このシステムは、アプリ内部だけで完結しているわけではない。ユーザーがボタンを押した瞬間、アプリは外部のアドネットワークサーバーへ「流せる広告在庫はあるか」と問い合わせを送る。ここで在庫の割り当てが遅延したり、SSP(サプライサイドプラットフォーム)との通信がタイムアウトしたりすると、アプリは表示すべき動画データを受け取れず、「準備中」のまま待機状態に陥る。
電子書籍や縦スクロールのウェブトゥーンが爆発的な普及を見せるなか、広告配信プラットフォーム側の在庫変動やオークション処理の遅れは日常茶飯事だ。端末の不具合ではなく、配信側の在庫枯渇やマッチング遅延が引き金になっているケースは少なくない。