ピンクブラウンを成功させる決定的な鍵は、自身のアンダートーン(肌の基本色調)に合わせた薬剤比率の微調整です。「ピンク」と一言で言っても、暖かみのあるオレンジ寄りから青みを含んだパープル寄りまで幅広い階調が存在します。
ピンクブラウンイエベ似合わせの鉄則は、黄みを含む「コーラルピンク」「サーモンピンク」に、温かみのあるチェスナットブラウンをブレンドすることです。スプリング(春)タイプであれば9トーン前後の軽快なコーラルブラウンが陶器のようなツヤ肌を演出し、オータム(秋)タイプであれば7トーン程度のテラコッタピンクブラウンを選ぶことで、大人っぽい深みと立体感が生まれます。イエベ肌に青みの強いピンクを当てると、血色感が損なわれて肌がくすんで見えるリスクがあるため、美容師には「黄みや温かみを残したピンク」と伝えるのが正解です。
一方、ピンクブラウンブルベ似合わせでは、「ラベンダーピンク」「カシス」「ローズピンク」に、黄みを完全に抑えたココアブラウンやアッシュを重ねる配合が不可欠です。サマー(夏)タイプはフォギーな質感を持つダスティピンクブラウンで透明感が引き立ち、ウィンター(冬)タイプは明度をグッと落とした6トーン前後のベリーピンクブラウンにすることで、肌の白さと目元の輪郭が鮮明に際立ちます。
気になるピンクブラウン色落ち後の色についても、パーソナルカラー別の配合によって異なります。イエベ仕様は赤みの少ないマロンベージュへと自然に抜け、ブルベ仕様は黄みを抑えたグレージュ寄りのブラウンへと落ち着くため、あらかじめアンダートーンを計算して染めておけば、退色後に「ただの傷んだ茶髪」に見える心配は無用です。