生田悦子さんの名をお茶の間に不動のものとしたのが、萩本欽一さんが手掛けた伝説的バラエティ『欽ドン良い子悪い子普通の子』への出演でした。1981年にスタートした番組内の人気コーナー「良い妻・悪い妻・普通の子」にて、生田さんは生田悦子 欽ドン 悪い妻役に抜擢されます。
艶やかな和服を身にまとい、細いキセルをくゆらせながら「悪い妻よ」と妖艶に言い放つコントは、視聴者に強烈なインパクトを残しました。正統派美人である生田さんが、気位の高い悪女をコメディタッチで演じ分けるギャップは大ウケし、番組の最高視聴率を押し上げる原動力となったのです。台本を徹底的に読み込み、欽ちゃん流の厳しいアドリブにも機転を利かせて応えた努力の裏舞台は、まさに女優魂そのものでした。