今の速報ツールは、単なる「情報受信機」ではない。画面のすぐ横には、全国から集まった同好のファンたちが感情を共有するリアルタイムタイムラインが用意されている。
「この場面での代打は熱い!」「ナイスピッチング!」といった感嘆のコメントが画面を流れる様は、まさに巨大な仮想スタンドだ。一人で部屋で見ていても、決して孤立感はない。見知らぬ誰かと歓喜を分かち合い、時には相手校の健闘を称え合う。リアルタイムの速報性が軸にあるからこそ生まれるこのグルーヴ感は、従来のTV観戦にはなかった新しいスポーツ鑑賞の形と言える。