捕手としての最大の武器は、二塁送球タイム1.8秒台を誇る圧倒的な強肩だ。相手走者が盗塁の構えを見せた瞬間、無駄のないスローイング動作から放たれる白球は、吸い込まれるようにショートのグラブへと収まる。相手チームにとっては「走ることすら許されない」という無言のプレッシャーとなってのしかかる。
単に肩が強いだけではない。投手の持ち味を最大限に引き出すリード面での成長も著しい。経験の浅い下級生投手に対しても、投球間のわずかな仕草や表情からメンタル状態を察知し、的確なジェスチャーで落ち着かせる。試合全体の流れを掌握するゲームメイク能力は、大学球界において頭一つ抜けた存在だ。