彼岸花は植物分類学上、ヒガンバナ科ヒガンバナ属(学名:Lycoris/リコリス)に属します。リコリスという属名は、ギリシャ神話に登場する海の美しい女神「ネレイド」の一柱である「リュコリアス(Lycorias)」から名付けられました。
園芸やフラワーアレンジメントの世界では、彼岸花を含めた同属の植物全般を「リコリス」と総称します。リコリス全体の花言葉には「快楽」「誓い」「魅惑」「慎ましい愛」などがあり、ダークな印象は一切ありません。
リコリスの仲間には以下のような品種があり、グラデーション豊かな景観を楽しめます。
- ヒガンバナ(Lycoris radiata):9月中旬から咲く深紅の代表種。
- ショウキズイセン(Lycoris aurea):10月上旬にかけて大輪の黄金色の花を咲かせる種。
- シロバナマンジュシャゲ(Lycoris albiflora):赤と黄の自然交雑種とされる白〜クリーム色の品種。
- ナツズイセン(Lycoris squamigera):8月頃にピンク色の可憐な花を咲かせる夏咲き種。
開花時期は毎年9月中旬から10月上旬にかけてのわずか1〜2週間程度です。埼玉県日高市の「巾着田」をはじめとする全国の名所では、数百〜数千万本が一斉に咲き誇る絶景が多くの観光客を魅了しています。