現金が使えないとなると、次に問題となるのが「手持ちのカードが使えるかどうか」という点です。ここで多くのドライバーが落とし穴にはまります。コストコ店頭の倉庫店と同様、ガソリンスタンドで利用できるクレジットカードは「Mastercard(マスターカード)」ブランドのみに限定されています。
日本国内で高いシェアを誇るVisa、JCB、American Express、Diners Clubといったブランドのクレジットカードは、給油機に挿入しても即座にエラーとなり受け付けられません。提携関係の都合上、Mastercard以外の決済ネットワークは物理的に遮断されています。
ここで疑問を持たれやすいのがデビットカードの利用可否です。結論として、Mastercardのライセンスが付帯したデビットカード(住信SBIネット銀行や楽天銀行など)は基本的に利用可能です。ただし、ガソリンスタンド特有の「事前承認(オーソリゼーション)」の仕組みが存在するため注意を要します。給油開始前に所定の基準金額(数千円から1万円程度)が引き落とし枠として一時的に確保され、後から実際の給油額との差額が調整されるシステムのため、口座残高が不足していると給油エラーではねられます。また、一部のバーチャルカードやプリペイド型Mastercard(バンドルカードや一部のフィンテック系カード)は、スタンド側のセキュリティーポリシーによって一律ブロックされるケースが多いため過信は禁物です。