国内外のゲームコミュニティやSNSの実況配信で今なお語り草となっているのが、「一切の反撃が許されない逃走戦」と「救いのない鬱エンド・死亡エンド」です。
『Outlast(アウトラスト)』や『Amnesia』に代表される海外の一人称視点ホラーでは、主人公は超人的な武器を持たない無力な一般人として描かれます。精神病棟の暗闇をビデオカメラの暗視モード越しに進む緊張感、電池が切れた瞬間の絶対的な無力感は、プレイヤー自身の心拍数を極限まで高めます。
さらに、日本の名作『SIREN』シリーズのように、主人公格の登場人物であっても容赦なく怪物化(屍人化)したり、異界に永遠に囚われたりする無慈悲なシナリオ設計は、多くのプレイヤーに深い衝撃を与えました。善悪の二元論では片付かない「報われない結末」こそが、単なるエンターテインメントを超えて記憶に残り続ける要因となっています。