本作を生み出したテレビ朝日と東映のタッグは、日本のテレビドラマ業界における金字塔を打ち立てた。徹底した人間描写へのこだわりと、東映ならではの骨太なドラマ制作ノウハウが見事に結実。その人気はテレビ画面の枠を飛び越え、1989年には映画『はぐれ刑事純情派』として劇場公開されるまでに至った。
映画版では、テレビシリーズの持つ温もりはそのままに、スケールアップした人間模様と社会の暗部をえぐる重厚なサスペンスが展開され、多くの観客の涙を絞った。刑事ドラマというジャンルを単なる娯楽から「時代を映す鏡」へと押し上げた制作陣の情熱は、平成のドラマカルチャーを語る上で欠かせない歴史的一幕である。