こうしたアカシア再評価の流れを決定づけたのは、コミュニティの発信力に他ならない。YouTube上ではトップビルダーたちがアカシアを大胆に組み込んだタイムラプス動画を次々と公開し、かつての「使いにくい木材」という固定観念を鮮やかに覆してきた。
親会社であるマイクロソフトによるエコシステムの拡大や、全世界で注目を集める実写映画『マインクラフト/ザ・ムービー』の展開など、IPとしての世界観が広がり続けるなかで、ボクセルで描かれる空間美への視線はかつてなく肥えている。映画的なスケール感や映画美術のようなライティング感覚が、一般のクラフターたちの建築デザインにも確実に浸透しているのだ。