ボディアートの歴史を語る上で、ポップアイコンたちが果たした視覚的インパクトは計り知れない。その筆頭がデビッド・ベッカムだ。首の後ろに刻まれた十字架と天使の羽は、家族への愛と自らの信念を守護するシンボルとして世界中に衝撃を与え、男性が羽をまとうことのエレガンスを決定づけた。
その系譜を受け継ぎ、よりストリートカルチャーと融合させたのがジャスティン・ビーバーである。首筋から背中にかけて広がる巨大な翼は、プレッシャーと闘いながら自己の精神性を保つためのパーソナルな祈りそのものだ。彼らのタトゥーは、羽が単なるファンタジーではなく、傷つきやすい魂を守るための「現代の甲冑」であることを証明している。